Raymond Williams
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photo by GwydionM (public domain)
ウェールズ(イギリス・グレートブリテン島南西部)出身の大学人、小説家、批評家。政治、文化、マスメディア、文学についてマルクス主義的な立場から活発な評論活動を展開した。イギリスのニューレフト(新左翼)を中心に広範な支持を集め、例えばウィリアムズへのインタビューをもとに1979年に公刊された『政治と文学』Politics and Lettersはイギリスだけで75万部に上る売れ行きを示した他、多くの作品が様々な言語に翻訳された。
ウィリアムズは1946年にケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで修士号を取得した後10年以上成人教育に従事する。その後、1958年に公刊された著書『文化と社会』および1961年の『長い革命』が大きな反響を呼び、1961年にケンブリッジ大学に凱旋する。ケンブリッジ大学では演劇学の教授を務めたが1973年にはスタンフォード大学で政治学の客員教授を務めるなど評論活動も活発に行い、言語、文学、社会学に関連した書物を多く記した。
参考文献
Wikipedia
日本語訳の書籍
『辺境』小野寺健訳、講談社、1972.
『文化と社会』 若松繁信、長谷川光昭訳、ミネルヴァ書房、1968年、改訂版2008年.
『文化と社会』 小谷洋一、清原孟編注、桐原書店、1978年.
『長い革命』 若松繁信ほか訳、ミネルヴァ書房、1983年.
『コミュニケーション』 立原宏要訳、合同出版、1969年.
『オーウェル』 秦邦生訳、月曜社、2022年.
『田舎と都会』 山本和平ほか訳、晶文社、1985年.
『テレビジョン テクノロジーと文化の形成』 木村茂雄・山田雄三訳、ミネルヴァ書房、2020年.
『キイワード辞典』 岡崎康一訳、晶文社、1980年.
『完訳キーワード事典』 椎名美智ほか訳、平凡社、2002年/平凡社ライブラリー、2011年.
『文化とは』 小池民男訳、晶文社、1985年.
『モダニズムの政治学』 加藤洋介訳、九州大学出版会、2010年.
『共通文化にむけて』 川端康雄編訳(代表)、みすず書房、2016年.
『想像力の時制』川端康雄編訳(代表)、みすず書房、2016年.